*この記事は2021年10月に内容を再確認しました。
*八重山観光フェリーのシャトルバスは、2023年4月からはフェリー欠航時のみ運行されます。
西表島では、上原港とそのさらに西部の白浜港までの間は、フェリー会社が無料送迎バスを運行しています。そのフェリー会社は石垣島と西表島上原港間の定期フェリーを運行している、安栄観光フェリーと八重山観光フェリーです。この2社が自社フェリー利用者のために、それぞれ無料送迎バスを運行しています。
西表島の路線バスは1日4往復しかありません。しかしこの送迎バスはフェリーの発着時間に合わせて運行しているため、フェリーの便数で変わりますが1日6~7往復くらいしています。路線バスのない時間帯の大事な移動手段となります。
その利用方法を紹介します。
無料送迎バスの時刻表
安栄観光フェリー
八重山観光フェリー(2023年4月から休止中)
もくじ
♦ 送迎バスの利用条件
♦ 送迎バスの利用方法
♦ 送迎バスのルート
♦ 送迎バスの乗り場
♦ 上原港発着フェリー欠航時の送迎バス
♦ 西表島 送迎バス旅ベストプラン
送迎バスの利用条件
1. バス利用日に上原港発着のフェリーを利用すること
送迎バスは自社のフェリーを利用するお客様のために、フェリー会社が運行しているサービスなので当然ですね。ただし、大原港発着のフェリーを利用する人は乗車できません。
2. 乗船するフェリー会社が運行する送迎バスのみ利用できる
上原港を発着するフェリーを運行しているフェリー会社2社が、それぞれの送迎バスを運行しています。利用するフェリーの会社が運行する送迎バスしか利用できません。また利用できるのはフェリー利用1回につき、送迎バスも1回のみです。
3. 宿泊する場合は、送迎バスの利用可能日が異なる
上原港に到着した日は、1度だけ、白浜港行きの送迎バスを利用できます。
また逆に、上原港から出発する日は、1度だけ、上原港行きの送迎バスを利用できます。
つまり西表島に宿泊する場合は、行きと帰りの送迎バスは、利用できる日にちが異なるということです。
4. 乗降場所は上原港のみ
上原港発白浜港行きの送迎バスを利用する際には、その間のバス停であれば途中で降りることは可能ですが、乗車場所は上原港のみです。
また逆に、上原港行きの送迎バスを利用する際には、その間のバス停から乗車はできますが、降りられるのは上原港のみです。
利用例
送迎バスの利用方法
上原港発の場合(行き)
上原港から送迎バスに乗車するためには、フェリー会社が発行するバス券が必要です。これは石垣島で上原港行きのフェリーチケットを購入時にもらいます。上原港からの送迎バスを利用したい旨を伝えてもらいましょう。
(下)写真は安栄観光フェリーのバス券です。バス券には日付が印字されていて、その日しか利用できません。バス券は上原港で送迎バス乗車時に必要で、乗車時に回収されるためバスは1度しか利用できません。
送迎バスでは、乗車時にドライバーさんから降車場所を聞かれます。目的地を伝えると最寄りのバス停でバスを止めてくれます。路線バスではないので降車ボタンはなく、到着するとドライバーさんが教えてくれます。
上原港行きの場合(帰り)
上原港行きの送迎バスに乗るためには、その日の上原港発のフェリーチケットが必要です。つまりフェリーチケットを往復で購入していない場合は、西表島に到着後、帰りの上原港発のフェリーチケットを購入する必要があります。
送迎バスには、フェリーチケットを見せることで乗車できます。
フェリーは往復券がお得で便利です。
基本的には路線バスのバス停が送迎バスの乗り場です。送迎バスにも時刻表はありますが、余裕をもって、バス停で待ってください。そしてバスが来たら手をあげて止めてください。正面から見ると、どちらの会社の送迎バスかわかりづらいかもしれません。間違えても仕方ないので、それらしいバスが来たら手をあげましょう。
八重山観光フェリーの送迎バスは予約制
八重山観光フェリーの送迎バスを利用するためには電話予約が必要です。安栄観光フェリーの送迎バスは予約は必要ありません。
八重山観光フェリーの送迎バス
予約連絡先
予約受付時間
6:30~18:00
電話番号
080-6497-1504
送迎バスのルート
送迎バスの運行区間は上原港から白浜港の間です。送迎バスはこの間の路線バスと同じルートを運行しています。停車場所も基本的には路線バスのバス停ですが、一部は路線バスのバス停ではない場所が停車場所になっているので注意が必要です。
また安栄観光フェリーの送迎バスだけは、No. ⑫の船浦エリアもルートに含まれています。
送迎バスの乗り場
上原港での送迎バス乗り場(行き)
・バスの大きさで乗り場が違う
上原港での送迎バス乗り場は2箇所あります。バス停はありません。下記地図を参考にバスを探してください。
フェリー到着時には既に送迎バスは止まっているので、すぐにバスを確認しましょう。
安栄観光フェリーと八重山観光フェリーの送迎バスには、それぞれ車体に会社名が書かれています。すぐにわかるはずです。
送迎バスは3種類の大きさのバスを確認できました。観光バスタイプ、マイクロバス、ワンボックスカータイプです。
送迎バスにも時刻表があり出発時間は決まっていますが、フェリーの到着時間は前後します。フェリーが早く到着した場合などは、多少早く出発するので、上原港到着後はまず送迎バスのりばに向かいましょう。その後でトイレ等には行った方がいいでしょう。
上原港行きの送迎バス乗り場(帰り)
基本的には路線バスのバス停が乗り場です。
八重山観光フェリーの送迎バスの停車場は、路線バスと同じバス停です。しかし安栄観光フェリーの送迎バスは、路線バスのバス停の場所もあれば、その近くの建物の前だったりします。例えば白浜港はバス停ではなく、白浜港のフェリーターミナルの前が乗り場です。バス停以外の乗り場から利用する際には、事前に乗り場を聞いた方がいいでしょう。
送迎バス 停車場一覧
上原港発着フェリー欠航時の送迎バス
石垣島と西表島上原港を往来するフェリーは、特に冬場は欠航することが多いです。冬場は5割以上は欠航しているような印象です。しかしその場合でも、西表島の南部にある大原港発着のフェリーは運行していることが多いです。
そのため上原港発着のフェリーのみが欠航した場合に限り、フェリー会社が大原港と上原港の間も無料送迎バスを運行します。
ただしこのバスは、上原港までノンストップで途中下車はできません。
上原港行き無料送迎バスの時刻表
安栄観光フェリー
八重山観光フェリー
利用方法
利用方法は上述した上原港発着の島西部行きの送迎バスと同じです。大原港発(行き)はバス券、上原港発大原港行き(帰り)は上原港発のフェリーチケットが必要です。これで大原港から上原港を経由し、島の西部の白浜港までの送迎バスを利用できます。
また八重山観光フェリーの送迎バスは、予約が必要なことも同じです。
西表島をバスで旅する人は、上原港から島の西部の観光にはフェリー会社の送迎バスを使うことで効率よく移動できます。しかし上原港行きフェリーが欠航だからといって大原港行きフェリーチケットを購入すると、これらの送迎バスはすべて利用できません。
送迎バスを利用するためには、欠航時でも上原港発着のフェリーチケットを購入しなければいけません。
大原港での送迎バス乗り場
大原港から上原港行きの無料送迎バスの乗り場を紹介します。
上原港の乗り場と同じで、バスの大きさによって乗り場が変わります。バス停はないので、フェリーで到着後、すぐにバスを確認しましょう。
また注意点としては、一部時間帯はフェリー会社の送迎バスではなく、路線バスに無料で乗車して移動することになります。その場合は、路線バス乗り場から路線バスに乗車します。どの時間が路線バスになるのかは、フェリー会社の送迎バス時刻表に記載されています。
西表島 送迎バス旅ベストプラン
西表島を路線バスと送迎バスを使って日帰り観光するプランの提案です。
送迎バスと路線バスを組み合わせることで、かなり充実プランもできます。
ベストプラン
*2021年5月時点の時刻です
① 石垣港発 (6:50) 西表島上原港(7:35頃)
② 安栄観光フェリー送迎バス「上原港」発(7:50) 「白浜港」下車(8:25頃)
③ 白浜港発 (8:45) 船浮港(8:55頃)
④ 船浮集落をのんびり散策
⑤ イダの浜を堪能
⑥ 船浮港発 (10:25) 白浜港(10:35頃)
⑦ 路線バス「白浜港」発 (10:40) 「浦内川」下車(10:51)
⑧ 浦内川遊覧船発 (11:00) 浦内川上流へ(11:30頃)
⑨ マリユドゥ滝とカンビレー滝を堪能
⑩ 浦内川遊覧船上流発 (14:30) 浦内川下流へ(15:00頃)
⑪ 安栄観光フェリー送迎バス「浦内川」発 (15:43) 「上原港」下車(15:57)
⑫ 西表島上原港発 (16:30) 石垣港