*2024年9月時点では、本記事にある電動キックボードのレンタルサービスはしていません。
*この記事は2022年に利用した際の内容です。
電動キックボードのRimoを借りて波照間島観光をしてきました。結論として、電動キックボードは離島観光におすすめの移動手段です。
Rimoの概要
・原付免許が必要
・最高速度 : 20km
・走行可能距離 : 約20km
・重量 : 約14kg
広い西表島を除いて、石垣島周辺の離島での移動手段は自転車です。そのため自転車に乗れない人は離島観光を断念している人もいたかもしれません。しかしRimoなら自転車が乗れない人でも乗れます。今回、実際に自転車に乗れない人とRimoで観光してきました。これなら乗れます。
ここではRimoの借り方や使った感想を紹介します。
もくじ
♦ 借り方
♦ 乗り方
♦ 利用できる島
♦ 使った感想
♦ 自転車に乗れない人へ
♦ Rimo付きツアー
借り方
Rimoは石垣港離島ターミナルにあるe-SHARE石垣のカウンターで借りることができます。e-SHARE石垣のカウンターは、安栄観光フェリーの隣りにあります。
予約は必須ではありませんが、台数は限られているので予約した方がいいでしょう。遅くとも乗りたいフェリーの出発時間の30分前までに受付をする必要があります。そして使用方法や折り畳み方法や組み立て方法などの説明を受けます。
借り方
1、受付
石垣港離島ターミナルにあるe-SHARE石垣のカウンターで受付をします。
予約はした方がいいです。
2、使用方法の説明
電源の入れ方や速度調整の方法などの説明を受けます。またフェリーには折り畳んで専用の袋に入れて持ち込みます。そのため折り畳み方法や組み立て方法の説明もあります。
3、フェリーに乗り出発
Rimoは自分でフェリーに載せます。折り畳んだ状態でRimoの専用ケースに入っています。後輪を転がせて持ち運べるようになっていますが、14kgあるので重いです。
フェリーに載せると、船員さんが荷物置き場にRimoを置いてくれます。
4、離島に到着
フェリーの荷物置き場からRimoを持ってフェリーを降ります。Rimoのフェリーへの積み降ろしは自分で行います。
そして港の空いているスペースでRimoを自分で組み立てます。離島にはRimoのスタッフはいません。そのため、折り畳みや組み立ての説明はちゃんと聞いていないと困ります。
その後、Rimoの専用ケースを港にある安栄観光フェリーのカウンターに預けて出発です。
5、返却
預けたRimoの専用ケースを安栄観光フェリーのカウンターで受け取ります。そして自分でRimoを折り畳み、専用ケースに収納し、フェリーに乗船します。
石垣島に到着後、石垣港のe-SHARE石垣のカウンターに返却します。
乗り方
1、電源を入れる
2、最高速度を設定
最高時速の設定は1~3の3段階あります。初期値は「3」です。Maxの「3」に設定時の最高速度は20km/hです。親指のレバーで速度調整できるので、設定はMaxの「3」が乗りやすいです。
3、手動のキックボードと同じように地面を蹴って初速をつけます。
4、ハンドルのレバーを親指で下げると加速します。親指でのスピード調整はしやすいです。また止まった状態でレバーを下げても動かず、初速があって初めて動く安全設計です。そのためレバーを下げすぎて急にスピードが出ることはありません。
5、ブレーキは自転車と同じで、左が後輪、右が前輪です。ブレーキの効きは弱く、急には止まれません。
段差の前には十分に減速しましょう。段差のショックがダイレクトに伝わります。段差で転ばないように十分な減速が必要です。
利用できる島
利用できる島は、竹富島を除いた、石垣島、小浜島、黒島、波照間島、西表島です。
しかし私は、車が多く走る石垣島と西表島でRimoを使うことはおすすめしません。スピードが出ている車と一緒に、車道を走るのは怖いです。のんびりしている離島での利用がおすすめです。
離島のベスト移動手段
・小浜島、波照間島 : Rimo
・黒島 : 自転車(坂道は無いので自転車で十分。重いRimoを持って行く必要はない)
・石垣島、西表島 : 車(広いので車が便利)
使った感想
・楽しい
炎天下の中、自転車での移動は疲れます。Rimoは電動なので快適です。上り坂もスイスイ上ります。
私は今後、小浜島と波照間島に行く際は自転車ではなくてRimoを利用するでしょう。
・誰でも乗れる
自転車に乗れない方でも乗れます。自転車に乗れない人によると、Rimoはすぐに足がつけるので安心感があるそうです。その人はサドル付きの電動キックボードは乗れませんでしたが、Rimoなら乗れました。Rimoは立って乗れるところが良いそうです。
・離島観光には十分な走行可能距離
今回、波照間島を丸一日かけて一周しましたが、電池残量は半分でした。フル充電での走行可能距離は約20kmと言われましたが、離島観光には十分でした。特に、節電に気を付けて乗ったわけではなく、普通に使用した結果です。
・段差のショックがダイレクトに伝わる
自転車よりも段差のショックを強く感じます。そのためバランスをくずして転ばないために、段差の前では十分にスピードを落としましょう。
・ブレーキの効きは弱い
ブレーキは自転車と同じように、すぐには止まれません。交差点や段差の前では早めにブレーキをかけましょう。
・砂利道は乗れない
借りる時の注意で言われますが、砂利道は乗れません。前述したようにRimoは段差に弱いです。砂利道だとパンクしそうです。波照間島にある底名溜池展望台に行く道は砂利道です。Rimoは置いて歩いて行きました。
・ヘルメットを着用する必要がある
貸与されるヘルメットをかぶらないといけません。しかしヘルメットには日よけのツバがありません。不格好ですが、帽子の上にヘルメットをかぶることをおすすめします。とにかく日差しが強いので、帽子のツバがあるとかなり違います。
・持ち運びは重い
重さは14kgあります。後輪を転がして持ち運びますが、片手で持つとフラフラして持ち辛く重いです。
・利用できるのは安栄観光フェリーのみ
Rimoを利用する際は、フェリーは安栄観光フェリーを利用することになります。八重山観光フェリーは利用できないので注意が必要です。
自転車に乗れない人へ
自転車に乗れない人でもRimoなら乗れます。今回私は、自転車に乗れない知人とRimoで波照間島を観光しました。これまでもその知人と波照間島へ一緒に行きたかったのですが、その人は自転車に乗れないのであきらめていました。
Rimoのカウンターで自転車に乗れないことを伝えると、Rimoを試させてもらうことができました。自転車に乗れないその知人は、フラフラはしていましたが、初めから乗れていました。波照間島は車がほとんど走っていないので、フラフラする状態でもRimoを借りて行ってみることにしました。
波照間島へ到着後、港で少し練習してから観光に出発しました。最後まで転ぶこともなく無事に観光ができました。
離島観光は車よりも自転車でのんびり回るのがおすすめです。自転車の代わりにぜひRimoを試してみてください。これなら乗れるはずです。ちなみにその知人は、サドル付きの電動キックボードを試したときは乗れませんでした。立って乗るRimoはすぐに足がつけるので安心感があるそうです。
石垣島観光の魅力の一つは、個性ある離島の観光です。Rimoを借りて離島を楽しんでください。
Rimo付きツアー
石垣島と離島間の往復フェリー代と、Rimoのレンタル料金がセットになったツアーがあります。フリープランなので時間に束縛されることはなく、安価に行くことができます。
このツアーは安栄観光フェリーが提供しています。ツアーへ参加する場合は、下記Webサイトや電話、直接来店して予約が可能です。
Rimo付きツアー会社
安栄観光フェリー